人気のある神谷町の「名代富士そば」のレビュー(高い顧客回転率の秘密)

美味しいもの

『名代富士そば』という看板は、東京23区を中心にいたるところでみると思います。今回は、神谷町駅の交差点にある富士そばさんのレビューをお届けします。メニュー、アクセスのほか、知らないと戸惑う点もあるので要注意です。

豊富なメニュー:メニューの券売機は2つあるけど要注意!

のれんをくぐるとすぐ右手に券売機が2つ並んでいます。

好みは人それぞれですが、あえて、おすすめはと聞かれれば、やはりかつ丼セットかと。

  • かつ丼セット(税込み900円)
  • ミニかつ丼セット(720円)
  • カレーかつ丼セット(960円)
  • 山菜そば(560円)
  • 春菊天ぷらのトッピング(170円)

そして、食券を買うのですが、常連のみ知る秘密があります。

なんと、よくみると右側の券売機でしか売っていない食券があるのです。たまご、わかめ、とろろのトッピングなど。PASMO読み取り機の分だけ左側では販売できないからです。

ということで、左側の券売機があいているけど、行列になったりします。

食券買って並ぶときに要注意!

食券をだせるのは前から2人めまでです。3人目が食券をだそうとすると、「ちょっと待ってください」とストップをかけられます。新参者の証です。応対をみていると、常連さんもかなり多そうな感じでした。

ところで、なぜストップをかけられるかというと、3人目が並ぼうとする位置には、食器を下げるカウンターがあるので、3人目に並ばれてしまうと、食器を下げられず渋滞がおきてしまうからでした。この交通整理がきびしくやっていることが、回転率をあげるコツなのです。

客としても、従業員の方が、そのそばやの利益をちゃんと考えて誠実に行動している点をみてうれしくなります。

おすすめのかつ丼セット

さて、何を食べたかというと、ミニかつ丼+温かいそば(税込み720円)をいただきました。ミニかつ丼といっても、普通の人には、ちょうどよいサイズかと思います。もちろん、いつも大盛を食べるような人は、普通のかつ丼+そばがおすすめです。

店内は、冷房のせいか少しひんやりしていたので、無意識に「温かい方で」と注文していました。シンプルなかけそばですが、これがまた美味しいです。かつ丼とタマゴもいい具合です。高級店で食べるかつ丼とは違いますが、この手軽に食べられるかつ丼は貴重です。次回は、冷たいそばに挑戦してみたいと思います。

名代富士そばとは?

名代富士そばは、ダイタンフード株式会社をはじめとするダイタングループの経営です。丹道夫氏が会長を務めています。1966年にたちあげた立ち食いそば店が発祥なので、立ち食い蕎麦60年のもはや老舗といってもいいのではないでしょうか。東京、千葉、神奈川、埼玉に合計40店舗(2024年6月15日現在)をだしています。そして、つねに物件募集もしているようです。

しかも、この丹道夫氏ですが、作詞家でもあり、丹まさと氏としても活躍していました。三笠優子さんの「ひとり娘」と島津悦子さんの「港のかもめ」は、ともに5万枚を越えるヒット曲になったというから、おどろきです。

そうした生き様や魂も、そばにのせられているので、これまでこのような信頼をえて大きなチェーンになっているのではないかと思います。

また、丹道夫氏は、『富士そば経営学:商いのコツは「儲」という字に隠れている』という本を出版されています。

神谷町の名代富士そばのアクセス

地下鉄日比谷線神谷町駅を出たところにある交差点の角にあります。駅からあるいて1分以内でしょう。

グーグルマップはいらないかもしれませんが、念のため、つけておきます。

神谷町の名代富士そば

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