ワイドショーや料理番組のテレビとかで、よく「今日は何の日?」のような関連で、いろいろな食材を紹介していたりしますが、調べてみると、めんやヌードルの記念日というのがいろいろあることがわかりました。1月から順にリストアップしています。麺類だけでこんなにたくさんあるとは知らず、一年中いつでも麺類を楽しめることになりそうです。
2月8日「東京二八そばの日」
東京都内に500店舗以上のそば・うどんの加盟店をもつ東京都麺類協同組合により制定。
最も風味豊かで喉ごしの良いおいしいそばは、そば粉八割、小麦粉二割の黄金比で作られ「二八」と言われていることから、「東京二八そば」としてブランド化しています。その名の通り、2月8日を記念日として制定しました。
2月8日、9日、10日「白馬そばの日」
長野県白馬村の白馬商工会により制定。
白馬村では、冷涼な気候と清流から風味豊かなそばが収穫されます。
日付は、秋に収穫された新そばが厳冬期(2月頃)に熟成され、香りと甘みのバランスがとれた美味しい「寒そば」となること、1998の2月8日に長野オリンピックのアルペンスキー、クロスカントリー、ジャンプ競技が白馬村で始まったこと、白馬の8(ハ)9(ク)8(バ)の語呂合わせ、それにご当地食「白馬ガレット」のガレットのト(10)から、2月の8日、9日、10日の3日間になりました。
2月11日「出雲そばの日」
島根県出雲市の出雲そば商組合と松江市の松江そば組合が共同で結成した「出雲そばの日記念日登録実行委員会」により制定。
日本三大そばのひとつと言われる出雲そばの歴史、食べ方、美味しさを全国にPRして、出雲そばの振興を図るとともに、出雲地方への交流人口の増加と各店舗へのさらなる集客が目的です。
信濃国松本藩の城主だった松平直政公が、出雲国松江藩への国替えを3代将軍の徳川家光公から命じられたのが、1638年(寛永15年)2月11日です。そして、この国替えのときに、松平直政公が松本からそば職人をともなって来たことから、出雲松江地方にそばが伝わり、今の出雲そばにつながっているとされます。その国替えが行われた2月11日を「出雲そばの日」としています。
2月11日「わんこそばの日」
岩手県名物のわんこそばの元祖・発祥の地とされる岩手県花巻市で「わんこそば全日本大会」を運営する「わんこそば全日本大会運営委員会」により制定。
1957年から続く同大会は、1980年から開催日が2月11日となり、全国から多数の「食士」が参加しています。テレビなどで紹介されることも多いですが、大会では小学生・中高生・団体・個人などの種目で制限時間内に食べられるわんこそばの数を競われます。
3月13日「ペヤングソースやきそばの日」
群馬県伊勢崎市に本社を置き、即席麺を中心とした食料品の製造販売を行う「まるか食品株式会社」により制定。
昔からお馴染み、同社の代表的な商品「ペヤングソースやきそば」をより多くの人に知ってもらい、その美味しさを味わってもらうのが目的です。
「ペヤングソースやきそば」は、もはや50年の歴史を誇りますが、1975年3月13日に発売されました。その日を記念して、「ペヤングソースやきそばの日」となっています。発売当時はまだカップ麺が高価であったため、若いカップルに二人でひとつのものを仲良く食べてほしいとの思いから「ペア」と「ヤング」をあわせて「ペヤング」という名前になったといわれています。
7月2日「うどんの日」
本場さぬきうどん協同組合により制定。
田植えをおえて農作業が一段落した夏至から11日目の「半夏生(はんげしょう)」の日すなわち毎年7月2日ごろに、うどんをふるまうという香川県の農村における伝統的な風習から、7月2日が「うどんの日」となりました。
7月8日「生パスタの日」
7月11日「ラーメンの日」
一般社団法人日本ラーメン協会が制定。
これは7をレンゲに、11を箸に、ラーメンを食べるときに欠かせない形に見立てたことと、日本で初めてラーメンを食べたといわれる水戸黄門様の誕生日(1628年7月11日)にあやかっています。
8月2日「カレーうどんの日」
「カレーうどん100年革新プロジェクト」により制定。
6月2日の「カレー記念日」、7月2日の「うどんの日」であったことから、8月2日が「カレーうんどんの日」になりました。
8月5日「箱そばの日」
小田急線沿線を中心に展開しているそば店「箱根そば」を運営する株式会社小田急レストランシステムにより制定。
「箱そば」の愛称で親しまれている「箱根そば」の創業50周年を記念し、お客様への日頃の感謝の気持ちを表すことが目的です。
1965年8月に「箱根そば」の第一号店が東京・新宿に開業したことと、「は(8)こ(5)」と読む語呂合わせから、8月5日が「箱そばの日」とされました。
8月8日「マルちゃん焼そばの日」
マルちゃんブランドで知られる総合食品メーカーの東洋水産株式会社により制定。
人気商品の「焼そば3人前」「昔ながらのソース焼そば」など、マルちゃんの焼そばシリーズをより多くの人に食べてもらうのが目的です。
焼そばを食べる機会が増えるのは夏であること、8は〇(マル)を重ねた形に似ていることからマルちゃんをイメージできること、焼そばの「ヤ(8)」にちなんだことから、8月8日が「マルちゃん焼そばの日」となりました。
10月8日「そばの日」
東京都麺類生活衛生同業組合により制定。
美味しいそばをもっと多くの人に味わってもらうのが目的。
新そばの時季を迎えるのが10月であり、十は「そ」、八は「ば」と読めることから、10月8日が「そばの日」になりました。
10月14日「焼うどんの日」
焼うどん発祥の地の福岡県北九州市小倉で、まちおこしの活動をしている小倉焼うどん研究所により制定。
小倉の焼うどんを全国に広め、その歴史、地域に根ざした食文化を理解してもらうのが目的です。
2002年10月14日に、静岡県富士宮市の「富士宮やきそば学会」との対決イベント「焼うどんバトル特別編~天下分け麺の戦い~」を行い、北九州市小倉が焼うどん発祥の地として有名になったことから、10月14日が「焼うどんの日」になりました。
10月17日「沖縄そばの日」
沖縄生麺協同組合により制定。
「沖縄そば」は「そば粉」を使用していないため、かつて、「そば」と称することに、行政からクレームがついてしまいました。沖縄生麺協同組合では、昔から「そば」として県民に親しまれてきた歴史ある呼称を存続しようと運動を展開し、1978年10月17日に公正取引委員会から正式に承認され「本場・沖縄そば」が登録されました。この登録に由来し、毎年10月17日を「沖縄そばの日」と制定しました。
10月26日「きしめんの日」
愛知県製麺工業協同組合により制定。
きしめんの日は、きしめんの特徴であるツルツルとした食感を「2」(ツ)と「6」(ル)に置き換えた26日と、食欲の秋である10月が由来となって、10月26日に制定されました。
11月3日「チャンポン麺の日」
長崎県生麺組合連合会により制定。
文化の日11月3日を「食文化の日と位置づけ、長崎の食文化の発祥はチャンポン麺から」と意味がこめられています。
11月11日「めんの日」
全国製麺協同組合連合会により制定。
11月11日は、1が麺のように縦に並んでいて、それをつなぐことで、細く、長く、末永く、おつき愛、長寿の意味があるということから選ばれています。
また、1が並んで縁起がいいところが、麺を食べる姿の「つるつる(鶴)、かめかめ(亀)」の縁起がいいところが一致している点も考慮されています。
毎月10日「サガミ満天そばの日」
和食麺類のファミリーレストランチェーンを展開する株式会社サガミホールディングスが制定。
同社が開発した、健康価値に優れた「満天そば」を1年を通じて食べてもらいたいとの思いから「満天(テン=10)の語呂合わせで毎月10日に制定されました。「満天そば」はポリフェノールの一種であるルチンが豊富で苦みを克服した韃靼そばの新品種「満天きらり」を使用しています。
毎月末日「そばの日」
日本麺業団体連合会により制定。
おそばといえば、大晦日に食べる「年越しそば」が有名ですが、12月だけでなく、毎月末日が「そばの日」です。形の通り「細く長く」の願いを込めた商売繁盛の縁起物として、江戸時代の商人たちが月末に好んで食べたという風習に由来しています。
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